tam-tam2005-11-21


ヴァリハと同じく、もともとは宗教儀式で「生者たちの世界と死者たちの世界の仲介となっている」(サンクプラネット制作のCD『マロヴァニー−モンジャ』より)楽器ですが、コンサートなどでも演奏されています。


マダガスカルの竹の生えない地域で、共鳴体が細長い木の箱になったそうです。幅の広い2面に弦が張られ、穴が間の1面にあけられています。穴の面を体に向け、ひもを首にかけて演奏します。サイズや形はさまざまで、大きいものは細長い面を下にするように置いて奏でます。弦の数も異なってきて、この楽器は、左右とも10弦。1つの弦に2つ(ヴァリハも同じ)はさまれている木片によって調音します。


箱の大きさは、61cm×16 cm×8 cm