2006-01-01から1年間の記事一覧

ドンド(トーキング・ドラム) <ガーナ>

メッセージを伝える機能をもつ太鼓、トーキング・ドラムのひとつ。木の胴は砂時計型で、両端の同じ大きさの革の縁に、革ひもを渡して張っています。肩にかけて脇にはさみ、L字型で先が少し広がったバチでたたきます。胴のくびれをはさむ腕の力を強めていく…

ケンテ布 <ガーナ>

もともとは王侯貴族など、身分の高い人物だけが身にまとう儀式用の布でした。古代ギリシャのトガのように体に巻きつけます。男性が水平機で幅8〜10cmのベルト状に木綿の色糸を使って模様入りの布を織り、それをつぎ合わせて、約2メートル×3メートルの大き…

草ビロード−クバ布 <コンゴ民主共和国>

コンゴ民主共和国(旧ザイール)の中部に15世紀ごろ成立したクバ王国に住むショワの人々が生み出したラフィアヤシの布。ビロードのような風合いから「草ビロード」と呼ばれるようになりました。最初に、若葉を干して裂いた繊維を、45度ほどに体側に傾いた機…