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イコンは、板に描かれたキリスト教の聖画。英語の読みは「アイコン」で、コンピュータの絵柄の記号と同じです。
エチオピアは、キリスト教が伝わったのが4世紀という長い歴史がある国です(現在は国民の約半数、イスラム教徒が4割ぐらいといわれています)。
キリスト教には、カトリック教会とプロテスタント、そしてギリシャ、ロシアなどに広まる東方正教会という主な教派のほかに、5世紀に異端とされた教派があり、エチオピア正教会もそのひとつです。東方正教会でも、イコンが「神への祈りの媒体」とされています。
このイコンは、観音開きになっていて、扉と裏面には、上部と同じエチオピアの十字架のような図柄が彫られています。書かれた文字は、エチオピア独自のアムハラ文字。
16.5cm×14cm(扉を閉めた状態)。