tam-tam2005-07-18


開店にあたり、アフリカのいろいろな面を知ってもらうという目的はありますが、覚えやすい名前を考えたとき、アフリカといえばタイコ、と「タムタム」を入れました。

最初に、「タムタムとは何のこと」と問われたとき、意味はよく理解していないので言葉につまってしまいました。

英語の辞書によると、「tam-tam はtom-tomと同じ。GONG(銅鑼=どら)」と出てきます。「tom-tom」で出てくる「インド・アフリカなどの胴の長い太鼓。改良型をジャズなどに用いる。トントン(太鼓の音)。語源はヒンディー語の擬音語」をその後は答えにしています。

アフリカのタイコの中でも人気があるのは、ジャンベです(発音はジェンベ、あるいはジンベともいわれています)。きょうは、ジャンベ奏者の寺崎卓也さんのページを見て復習。

これは、一本の木から削りだされた胴体にヤギ皮を張った、ゴブレット型の片面太鼓。ひもや布で肩からぶら下げ、素手でたたきます。
音は基本としては3種類。面の真ん中をたたく「ドゥーン」という低音と、端の「トゥン」と「カンッ」という高音。
ドゥンドゥンという牛の皮を張った両面太鼓と一緒に演奏されます。ベース楽器の役のドゥンドゥンのリズムにのって、ジェンベ奏者が数人、リズム・パターンをたたく構造になっているそうです。

ちなみに、ジャズのドラムセットにおけるタムタムは、スネア・ドラムやベース・ドラムの脇に控える胴長のドラム群です。

ジャンベは、マリ、ギニアブルキナファソセネガルコートジボワールなどの国々で演奏されています。
写真はマリ製。直径23cm、高さ44cm と小さめなサイズ。